【経営奮闘記第2話】儲かる車屋からの転落、ゆでがえる状態になっていた

【経営奮闘記第2話】儲かる車屋からの転落、ゆでがえる状態になっていた

カテゴリ:ビッグラン様

【経営奮闘記第2話】儲かる車屋からの転落、ゆでがえる状態になっていた

車屋 経営者

株式会社ビッグラン(広島県広島市)
代表取締役 増田 裕明 様

<事業概要>
・創業:1990年(平成2年)9月1日、社員数:11名
・事業内容:中古車販売・買取、新車販売、カーリース、整備
・店舗数:1店舗/総基盤数:1,500件
・展示台数:35台(内第2展示場15台)
・35台全数預かり車両
・年間販売:新車 40台、中古車 207台

前回の【第1話】創業~10年<暗中模索の経営と儲かる車屋への戦略転換>の続きとなります。             

とにかく儲かる状態が、ゆでガエルをつくっていた。

儲かる車屋経営

※ゆでがえるとはカエルを熱いお湯の中に入れると、驚いて飛び跳ね
逃げるが常温の水の中に入れ、徐々に熱していくとカエルは水温に慣れてしまう。

そして、常温が熱湯に達したときにはもはや飛び跳ねる、力を失いゆであがってしまうこと。

儲けられるパターンを見出し、「とにかく儲かる」状態だった当社。
そのため、次のビジョン設計や盤石な基盤をつくるための投資やチャレンジをせず、ぬるま湯につかっていた時期が4年間ほど続きました。

グッド(GOOD)は偉大(GREAT)の敵と言いますが、 まさにその状態。

自分たちが「ゆでガエル」に向かって進んでいることに、気づかないうちに、やがて売上も利益も落ち始めたのでした。

このとき

・ビジョン設計や行動計画をしっかり立てていたら。
・いい意味での欲を持って 経営を学んでいたら。
・自社を今後どんな会社にしたいかスタッフに共有し
ていたら。。。

もっと違っていただろうなと思います。

また、当時は時代の流れや顧客感情を読まず、更には社員の心も読まず、自分の勘だけで会社を運営していたところがあり、更に間違った投資をしていきます。

儲かる車屋!から、間違った投資による、経営難に

儲かる車屋経営

オープンから8年目となる平成10年、ミニバン専門店「ワゴンパーク」を設立。

ちゃんとしたビジョン設計も無いまま感覚で始めた2号店は、当然のことながら実績が伴わず、赤字続きの店舗になってしまいました。

この頃、競合他社でもネットオークションが浸透し、今までのように仕入の差別化が図れず、長期在庫が残るようになりました。

展示場を広げ、車両在庫も増やしてみましたが、以前のような粗利は出なくなり、経費だけが上がってしまったのが実情でした。

この頃から様々なセミナーや、勉強会に参加。マーケティングやコーチングを学び、本当にたくさんの金額と労力をはたきました。

一時は鼻血が止まらなくなるほど勉強した記憶もあります。

売り上げが下がり続ける中、2号店は売却し本社の移転を決意!

儲かる車屋経営

売上も粗利も下がり続ける中、平成18年、本社を路地裏から表通りに移転。屋号を「車探しのカフェ・カーネットプラザビッグ ラン」とし、車を探すコミュニティプラザを目指しました。

オープン後ずっと赤字の2号店(ミニバン専門店)は友人の社長に譲渡。

再度、1拠店に戻し本格的な再スタートを切りました。

認知度向上のため大量の広告を打ちましたが、見込客は集まるものの成約には至らず。

お店のコンセプトにスタッフのスキルが追い付かないという人材教育の壁にぶつかりました。

そして車の販売は八方塞がり。そんなとき、かつてのセミナー仲間であり、すでに未使用車の展開をしていた、サコダ車両の社長のお声がけから、【チームエル】と出会うことになります。

次回、車の委託販売開始へ続きます。

会員制サービス
「CaSS
(Car-business Support Service/キャス)」
に関するお問い合わせ

お申し込み方法やサービス内容、その他ご不明な点などがございましたら、
お気軽にお問い合せください!

  • 03-5201-8080
  • お問い合わせフォーム