【経営奮闘記第6話】車屋としての原点回帰 経営理念の策定と会議運営の改善(後編)

【経営奮闘記第6話】車屋としての原点回帰 経営理念の策定と会議運営の改善(後編)

カテゴリ:ビッグラン様

【経営奮闘記第6話】車屋としての原点回帰 経営理念の策定と会議運営の改善(後編)

車屋 経営者

株式会社ビッグラン(広島県広島市)
代表取締役 増田 裕明 様

<事業概要>
・創業:1990年(平成2年)社員数:11名
・事業内容:中古車販売・買取、新車販売、カーリース、整備
・店舗数:1店舗/総基盤数:1,500件
・展示台数:35台(内第2展示場15台)
・35台全数預かり車両
・年間販売:新車 40台、中古車 207台

前回、>車屋としての原点回帰に続きまして、経営理念を実現するため変更した会議運営方法の後半です。

2)メールで事前配信、会議での検討テーマを設定

車屋 会議

私はもともと、思いついたことをすぐにスタッフに言いたい質でしたので、社員が作業中でも話しかけたりしてしまっていました。

しかし社員も、相手の言葉を聞くための心の扉を開けないと聞き入れられません。

そこで、会議前に予め考えをメール配信したりと「言葉の届け方」を変えました。

社員も、準備した状態で会議での検討に臨めるのでこちらの意思を受け止めてくれやすくなりました。

3)理念に一致した行動の発表し、気づきの共有を実施

車 理念と行動

「お客様にこういうことで喜んでいただいた」という事例を、会議の冒頭で共有するようにしました。

この取り組みにより、「やっぱり社員は、お客様に喜んでもらうと嬉しいんだ!」ということを再確認できました。

そしてそれを、社員自身にもしっかりと気づいてもらうために、このパートはとても重要でした。

このパートの回を重ねるうち、社員にお客様を喜ばせるための行動が増えてきたように思います。

こういった取り組みを続けるうち、社員に変化があり、今ではとても良い雰囲気の会社になりました。

ただし重要なのは、ルール作成の背景に、「社員に、社会人や人として正しい考えや行動ができる人間になってほしい」という想いがあること。

決して会社や社長、経営者の都合の良い人間にすることが、このルールの目的ではありません。

そして、しっかりと「変わりたい」と自分自身で思っている人を見極めて、落とし込み、良い影響を周囲にも伝染してもらう。

このやり方が良かったのだと感じます。

もともとは、社内を良くするために行った取り組みでしたが、社内が良くなるにつれ、お客様の満足度も高まっていきました。

理念と戦略がうまく結びつき、リピートや紹介も増えていきました。

理念浸透の最後の仕上げは、「お客様の声を聞く」これを恐れずに実行していく仕組みを、次回でご説明します。

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