クチコミから広がる!車屋の集客UP方法と店頭演出について

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カテゴリ:車屋 集客

クチコミから広がる!車屋の集客UP方法と店頭演出について

(※この記事は1,2分で読めます。2018/03/06)

                          

自動車ディーラーでのイベントのお話し

車屋 集客

友人であるウェブコンサルティング会社の社長から
聞いた話です。

東京の自動車ディーラーで行われた来場者イベント
でのこと。

来場プレゼントに何を用意しようかという話になり、
当初はお決まりの家庭用洗剤やティッシュボックスが
企画されていました。

しかし、毎週同じでは飽きられるのではないか?

ということで、女性スタッフの声を中心に、とある
イベントが企画されました。

それは、ネイリストをお店に呼んで無料ネイルケアを
実施することでした。そこで驚くことが起きました。

それは、女性のお客様がネイルケアを受けながら、
営業スタッフにお客様の方からクルマの乗り替えの
話をしてくるのです。

そればかりではなく、購入を検討しているご友人まで
紹介してくれます。

終わってみると、店舗にネイリストを手配する経費を
はるかに超える集客と成約結果となっていたのです。

女性顧客は営業をかけられると身構えてしまう方も
いらっしゃいます。緊張状態では誰しも打ち解けられ
ません。

心をリラックスさせるネイルケアが営業スタッフとの
親近感を高め、紹介まで促す結果となったのです。

近年女性は、TwitterやFacebook、インスタグラム
といったSNSを上手に使っています。

昔で言う公園の「井戸端会議」が、SNSをフィー
ルド
にして情報交換手段を得たのです。

「このお店のケーキとっても美味しかった!」
「美容室で無料で美顔エステをしてもらった!」
「レストランでサプライズでバースデーケーキを
もらった!」

こういった書き込みが、SNSでは毎秒たくさん
ツイートされ、店舗の良いサービスも悪いサービス
恐ろしい勢いで 拡散されています。

女性を中心としたクチコミニュケーションは、
大きく広まっていきます。

軽自動車の購入者の3人に2人は女性と言いますが、
女性顧客に嫌われた店舗は淘汰されていく他にあり
ません。

ここでは、女性に好かれるための集客法についてお話
さていただきます。

                           

1.女性顧客には傾向がある

車屋 集客
 

「エアリー系ゆるかわ女子」ってご存知ですか?

・エアリー【airy】 [形動]
  軽快なさま。
  軽やかな感じがするさま。

・ゆるかわ【yurukawa】
  ゆるくてかわいい。

若い女性向け通販カタログのファッション欄には、
すでにこのようなキーワードやカラーを軸に商品が
掲載されています。

女性は、こういった自分自身の特徴やライフスタイル
に合わせて洋服やアクセサリーを購入する基準を大切
にしていることがあります。さて、クルマはどう
でしょう。

小さくて丸みのあるクルマは、女性受けするように
作られていますが、内装インテリアや販売店での
展示方法は、画一的であまり工夫がされていないの
ではないでしょうか。

特に中古車の場合、車種別や金額別にただ並べている
だけ
のお店が多くあります。

せっかくかわいいピンクのアルトラパンに「車検2年
付き」といった赤いポップ用紙(しかも太いマジック
で太書き)。これでは、せっかくかわいいクルマも
魅力が半減します。

例えば、渋谷109の有名ブティックを想像してく
ださい。

マネキンには流行のファッションと調和の取れた
カラーコーディネート、カリスマ店員はお客様の
雰囲気に合わせて売り場をエスコートします。

マネキンの洋服に不釣り合いに大きな「ウール
100%」とか、値札をぶら下げて、若い女性に
受けるでしょうか?

もちろんそのショップが「低価格路線」を狙うなら
それもありかもしれません。

ただ、仕入れた車を価格別に展示場に並べる
だけでは、あまりにももったいないですよね。

見せ方を工夫することで、もっとお客様の心に
届くお店になるのではないでしょうか。

2.カラー配列で展示場の雰囲気は変わる

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女性が購入割合の多くを占める軽自動車を展示 する際、車のカラーを配置基準にして展示する
のがお勧めです。

例えば、かわいいカラーとは、イエロー、ピンク
ベース、グリーンなどが挙げられます。

逆に、スタイリッシュでカッコいい基準を求める
女性には、コントラストのはっきりしたモノトーン
ブラックやビビットな色合いのブルーなどが例に
挙げられます。

先日、筆者は「パーソナルカラー講座」なるものを
受講してきました。

どのようなものかというと、人はそれぞれ、髪の色や
瞳の色、肌の色によって顔の印象が映える色という
ものがありますが、それをパーソナルカラリスト検定
を持っている方に診断してもらうのです。

社団法人日本パーソナルカラリスト協会によれば
「美容・ファッション業界の仕事に従事されている
専門家の方をはじめとし、ブライダルの演出や着付け
への応用、また一般の方が基本的な色彩知識や配色
調和の知識を身に付けることにより、日常の生活に
豊かさ
を与えることを目的として実施される」
と、あります。

日常に豊かさをあたえるのは、ブライダルや着付け、
ファッションだけでしょうか。

「車」という生活文化様式は、けっして機能性だけ
ではない楽しみがあります。ライフスタイルの
豊かさがあります。

長らく車社会は男性を消費の中心としてきました
が、現在はバランスの転換点にさしかかっています。

私は、渋谷109の有名ブティックのように女性の
ライフスタイルに合わせた提案ができるディーラー
営業マンがこれからの時代には必須だと感じています。

3.女性にとって車とは、ライフスタイルの投影

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軽自動車販売にあたって、マーケットの主役である
女性にアプローチする方法をこれまで例を挙げて
きましたが、お客様の雰囲気に合わせた車や
内装の提案も重要です。

メーカー各社も意識してハードを供給していますが、
内装インテリアもハードと同じく進歩しております。

女性の好みに合わせたフロアマットやシートカバー
などの提案も大切にしましょう。

男性女性関わらず、好みの多様化はインターネット
の影響で日々広がりを見せています。

商品提供側としても時代の流れに合わせて提案して
いく必要があります。

男性マーケットから女性マーケットに目を向けて展示
場運営をしていくことが「口コミニケーション」
巻き起こし、新しい時代のパイオニアとして地域ナン
バーワンに押し上げてくれると私は信じています。

株式会社イプラ 代表取締役 小田 泰平

販促グッズ販売の株式会社イプラ、女性集客に特化した株式会社カーキュー トの代表取締役。千葉大学にて心理学を専攻、卒業後はベンチャー系IT企業 に入社。東京本社にで3年勤務のあと、横浜営業所の立ち上げに4年携わる。退社後、モーター業界に転身。株式会社愛媛企画(現株式会社イプラ)にて、 ITを活用した業界特化型業販サイトを10ほど立ち上げ軌道に乗せる。その後、 リーバイス、IBM、フェデックスなど世界的企業の業績向上に尽力した米エイブ ラハム理論を学び集客マーケティングを業界に取り入れる。